調整下げの動き。158円割れの越週で中期トレンドも変化。
163.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ユーロ強気”に変化。
ユーロ円日足
直近の日足は前日の陰線の下ヒゲ部分に実体を置く陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。日足の形状が悪化していますが、160円台の下値抵抗を守っており、調整下げに留まる可能性を残しています。但し159.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが点灯、158円台も割り込んで終えた場合は、調整下げに留まらず、新たな下落リスクが生じます。逆に163円台に実体を戻せば下値リスクがやや後退、163.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して、一段の上昇に繋がり易くなります。
日足の上値抵抗は161.60-70,161.90-00,162.60-70,163.00-10に、下値抵抗は160.30-40,159.90-00,159.40-50,159.00-10にあります。21日移動平均線は162.26に位置しており、これを下抜けて短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化していますが、120日、200日線は159.66と158.31に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
ユーロ円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)
一方直近の週足を見ると安値圏で引ける陰線引けとなり、下げ余力を残した形で越週しました。今週も下値余地を探る動きが強まると見ていますが、昨年3月に付けた138.83を起点とするやや中期的なサポートラインの下値抵抗が158.30-40に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。また、163円台に実体を戻して越週すれば、調整下げが終了した可能性が高くなり、下値リスクがやや後退。163.60-70の抵抗を上抜けて越週した場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は161.90-00,162.90-00,163.60-70に、下値抵抗は160.00-10,158.70-80,158.30-40にあります。31週、62週移動平均線は159.26と153.46に位置しており、中期トレンドをサポート中ですが、158円台を割り込んで越週した場合は、中期トレンドも変化します。
上値は、161.50-60に軽い抵抗が、161.90-00,162.10-20,162.60-70,162.90-00にやや強い抵抗が出来ていますが、163円台に乗せて終えれば調整下げが一巡した可能性が点灯、163.60-70の抵抗を上抜けて終えた場合は“ユーロ強気”の流れに戻して上値余地がさらに拡がり易くなります。
下値は、160.30-40,160.00-10,159.80-90に強い抵抗があり、調整下げに留まるなら下値余地はこの辺りが限度となりますが、159.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが点灯、158.90-00,158.60-70,158.30-40、158.00-10の抵抗を全て切り崩して158円台を割り込んで終えた場合は、中期トレンドも変化して155〜156円方向への一段の下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.21
ドル円 地政学リスクくすぶるも再びレンジの様相に(11/21夕)
東京市場は一転してドルが弱含み。とくに終盤下げ足を速めている。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.03.11
ユーロ円 “ユーロ弱気”。調整下げに留まる可能性も(24/3/11)
仏中銀総裁が早期利下げの可能性に言及したことから、ユーロの上値が抑えられる展開となり、ユーロ/円は160円台半ばまで続落しました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。