ユーロ円 “ユーロ弱気”。調整下げに留まる可能性も(24/3/11)

仏中銀総裁が早期利下げの可能性に言及したことから、ユーロの上値が抑えられる展開となり、ユーロ/円は160円台半ばまで続落しました。

ユーロ円 “ユーロ弱気”。調整下げに留まる可能性も(24/3/11)

“ユーロ弱気”。調整下げに留まる可能性も。

先週末の米2月の雇用統計で、失業率が3.9%に悪化し、また非農業部門就業者数(NFP)も+275千人と事前予想を上回ったものの、12月、1月分が大幅に下方修正されたこと、平均時給の伸びも予想を下回り、労働市場のひっぱく緩和が認められたことからドル売りが強まりました。また日本の金融政策正常化への思惑に日米金利差縮小が意識されたことも円の買戻しの動きを強めました。ユーロについては、仏中銀総裁が早期利下げの可能性に言及したことから、ユーロの上値が抑えられる展開となり、ユーロ/円は160円台半ばまで続落しました。

チャートを見ると直近の日足は前日の陰線の下ヒゲ部分に実体を置く陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。日足の形状が悪化しており、下値トライの動きが強まると見られますが、現状は160円台の下値抵抗を守っており、調整下げに留まる可能性を残しています。但し160円台を割り込み、159.50以下で終えた場合は12/7に付けた153.23を起点とする短期的なサポートラインを下抜けて新たな下落リスクが点灯、158円台も割り込んで終えた場合は、中期トレンドも変化して155〜156円方向への新たな下落リスクが生じます。逆に163円台を回復して引ければ調整下げが一巡した可能性が高くなり、下値リスクがやや後退、163.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して、一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は161.60-70,161.90-00,162.60-70,163.00-10に、下値抵抗は160.30-40,159.90-00,159.40-50,159.00-10にあります。

“ユーロ弱気”。調整下げに留まる可能性も。

ユーロ円日足

(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

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