“ユーロ強気”を維持。163.60-70の抵抗を上抜けて越週すれば一段の上昇へ。
161.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、
159.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化
ユーロ円日足
直近の日足は寄り付き安値の陽線で続落を食い止めていますが、前日の実体のやや大きい陰線の影響を受けた状態にあり、この陰線の値幅(高値163.30)をしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。また、この陰線が2/2に付けた159.05を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けた位置で終えており、一両日中の下値リスクにも注意が必要です。一方で、昨年12月に付けた153.23を起点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは強い状態を保っています。このサポートラインが159円台後半に位置していることから、159.50以下で終えない限り、短期トレンドは大きく変化しません。
日足の上値抵抗は160.20-30,163.60-70,164.10-20に、下値抵抗は162.00-10,161.50-60,160.90-00,160.00-10にあります。161.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、159.50以下で終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。逆に、163.60超えで越週するか、164.20超えで終えれば新たな上昇トレンド入りの可能性が生じて上値余地が拡がり易くなります。21日移動平均線は161.66に位置しており、先週の下値トライでもこれに跳ね返されましたが、161.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなります。120日、200日線は159.46と157.99に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
ユーロ円週足 (移動平均線:赤:31週、青:62週)
一方週足を見ると十文字の寄せ線に近い形の足となり、上下の抵抗を攻めきれずに寄り付き水準まで戻して引けています。下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドの変化は認められませんが、163.60-70に強い上値抵抗が出来ており、これをしっかり上抜けて越週するまでは上値余地も拡がり難いでしょう。また、161.40-50に週足の下値抵抗がありますが、これを下抜けて越週した場合は下値リスクが生じて調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも158円台前半に中期的に見ても強い下値抵抗が控えており、これを守っている限りは調整下げの範囲内となります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.60-70,164.60-70,165.40-50に、下値抵抗は161.90-00,161.40-50,160.10-20,158.30-40にあります。31週、62週移動平均線は159.10と153.13に位置しており、中期トレンドも“ユーロ強気”の流れにあります。
上値は、163.00-10に軽い抵抗が、163.20-30,163.60-70,164.10-20に強い抵抗がありますが、全てクリアして164.20超えで終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇へ。下値は、162.00±10銭、161.50-60にやや強い抵抗が出来ていますが、全て切り崩して終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、さらに、160.90-00,160.50-60,160.00-10,159.70-80の抵抗を全て切り崩して159.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下値余地がさらに拡がり易くなります。158.30-40の抵抗を下抜けて越週するか、日足が158.00-10の中期的な下値抵抗を下抜けて終えた場合は短・中期トレンド共に“ユーロ弱気”に変化します。
オーダー/ポジション状況
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