豪州10月小売売上高結果(2016年12月2日)

10月小売売上高実績  前月比+0.5%(予想+0.3%)

豪州10月小売売上高結果(2016年12月2日)

豪州10月小売売上高結果

豪州10月小売売上高結果

     豪州小売売上高(10月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ)

豪州の小売売上高は予想を上回り、8月も上方修正され、移動平均線が上向きになりました。やっと2015年の平均レベル付近まで伸び率が回復しています。
内訳は食品+0.6%、家庭用品(特に、電化製品や家庭園芸用品の伸びが高い)+0.7%、レストラン等外食+0.4%、その他小売+0.7%となりました。一方で、靴やアクセサリー▼0.4%、百貨店▼0.4%となっています。非常に堅実な項目の伸びが中心(必需品)で、インフレに結びつくようなものにはなっていません。

豪ドル/米ドルは小売売上高発表前に0.7420米ドル付近で推移していましたが、発表後は高値0.7433米ドルを付けただけで、僅か15ポイント程度の動きしかありません。数値的には好材料でしたが、今週は住宅の大幅なマイナスもあり、相殺された形になっています。やはり米ドル中心の動きに連れただけの形ですので、今晩の米雇用統計が注目されます。大きなレンジ0.7320〜0.7550米ドルはまだ変わっていません。(12月2日13時15分、1豪ドル=0.7415米ドル)

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