A$円86円台に強い抵抗あり(2016年12月第一週)

トランプ新大統領の政策(大規模なインフラ投資、企業減税)への期待感やドル金利の上昇にドル高、株高が先行、

A$円86円台に強い抵抗あり(2016年12月第一週)

豪ドル/円、短・中期ともに強気を維持。86円台に強い抵抗あり

トランプ新大統領の政策(大規模なインフラ投資、企業減税)への期待感やドル金利の上昇にドル高、株高が先行、この流れを受けて円安が急となり、豪ドル/円相場は強い上昇トレンドに入っています。一方、豪州経済については消費、内需ともに堅調で、大きな悪材料は見受けられませんが、対米ドルでは豪ドル安/ドル高基調に変化が認められず、短・中期的な下落トレンドにあることから、豪ドル/円相場についても、急伸には繋がり難く、ゆっくりとした上昇基調が続くことが予想されます

日足を見ると、11/9の米大統領選開票時に付けた76円台で底打ち、反転の流れに入っており、また、11/9の日足が短・中期移動平均線を一気に上抜けて、短・中期トレンドが豪ドル強気に転換しています。トレンドが変化してまだ日が浅いことから、豪ドルの急落には繋がり難く上昇余地を探る動きが継続することが予想されます。日足の下値抵抗は83.10-20に、上値抵抗は86.00-20にあります。短期トレンドは83円割れで下値リスクが点灯しますが、81円割れで越週しない限り、中期トレンドは大きく変化しません。21日、200日移動平均線も81.85と80.05にあり、短・中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は、84円台に実体を置く大陽線の出現となり、この足が81.88にあった62週移動平均線を大きく上抜けて越週しています。また、82.50-60にあった週足の上値抵抗もしっかりと上抜けており、中期トレンドも新たな上昇トレンド入りした可能性が高くなっています。一方で86円台に日足、週足ベースで見た強い上値抵抗があることや、これを上抜けた場合でも31ヵ月鵜移動平均線が88円台後半に位置していることから、今後は86〜88円台が中・長期的な上値抵抗として働く可能性にも注意する必要があります。

しかし、11月足が高値引けの大陽線で越月したことや、この陽線が76円台の中・長期的な下値抵抗に跳ね返されていることから、少なくとも、今月中はまだ急落とはなり難く、一段の上昇に繋がる可能性が高いと見ています。週足の上値抵抗は86.00±10銭に、下値抵抗は82.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.65と81.88にあり、中・長期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

豪ドル/円、短・中期ともに強気を維持。86円台に強い抵抗あり

豪ドル/円【週足】:(11/30現在31週移動平均線は78.65に62週線も81.88にあり、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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