N$円上値余地を探る動きが継続(2016年12月第一週)

NZ/円は、トランプ新大統領の掲げる政策が米国経済の拡大に繋がるとの期待感からドル全面高となる中、

N$円上値余地を探る動きが継続(2016年12月第一週)

NZ/円、短・中期トレンドともにNZ強気。上値余地を探る動きが継続

NZ/円は、トランプ新大統領の掲げる政策が米国経済の拡大に繋がるとの期待感からドル全面高となる中、米金利上昇による円安進行が急となっています。また、NZ国内の景況感も引き続き良好なことから、NZ/円相場は強い上昇トレンドを維持しています。一方で対米ドルでは下落基調にあり下値リスクがより高い状態に変わりありません。
チャートを見ると、日足は引き続き下値を切り上げる流れを変えておらず、強い上昇トレンドにあります。また、77円超えを上抜けた時点から新たな上昇トレンドに入っており、短期トレンドは79円割れで終えない限り、NZ強きの流れを維持します。日足の上値抵抗は82.00-10に、下値抵抗は80.20-30にあります。

一方週足を見ると、3週連続陽線引けの可能性が高くなっており、3手前の陽線が62週移動平均線をしっかりと上抜けて越週しています。中・長期トレンドもNZ強気の流れに入った可能性が高くなっており、一段の上昇に繋がると見られます。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗が82.10-20にありますが、これをしっかり上抜けて越週した場合は、長期的な上値抵抗ポイントである84.00±20銭までもう一段上昇余地が拡がり易くなります。現状は31ヵ月移動平均線が82.27に位置していることや、日足、週足の上値抵抗もこの近辺にあることから、短期的には82円近辺の上値が重くなる可能性にも注意が必要でしょう。

今週の週足ベースで見た強い下値抵抗は80.00-10、79.30-40にあります。全て下抜けて越週した場合は、下値リスクがやや高くなりますが、76円割れで越週しない限り、ニュートラルな状態を維持します。また、31週、62週移動平均線は74.57と76.43もあり、両線をしっかり上抜けた位置で推移しており、トレンドが強い状態にあることを示しています。

NZ/円、短・中期トレンドともにNZ強気。上値余地を探る動きが継続

NZ/円【週足】:(11/30現在31週移動平均線は74.57に、62週線は76.43にあり、中期トレンドはNZ強気の流れにある。)

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