ユーロ円 上値余地が限られる展開(24/2/1)

160.50超えで終えれば下値リスクがやや後退しますが、161.20-30の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。

ユーロ円 上値余地が限られる展開(24/2/1)

上値余地が限られる展開

31日のNY市場で発表された米1月ADP雇用統計が予想を下回ったことから、早期利下げ観測が台頭してドル/円が売られ、これに連れてユーロ/円も160円近辺から158円台後半へ下落しました。その後のFOMCでは市場の予想通り4会合連続で金利が据え置かれ、その後の記者会見ではパウエルFRB議長が、委員会が金利がピークに達した可能性が高いと見ていることを明らかにしたことからドル売り/円買いが一段と進んで158円台半ばまで続落しました。3月の利下げの可能性を否定する発言に159円台を回復する場面がありましたが、上値も重く再び158円台後半へ押し戻されて引けました。

直近の日足は、陰線引けとなり上値を切り下げています。160円台を維持できずに終えており、日足の形状が悪化して下値リスクが高い状態にあります。現状は調整下げの範囲内に留まっていますが、157円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。上値抵抗は159.00-10、159.50-60、160.10-20に、下値抵抗は158.40-50,158.00±10銭、157.40-50にあります。160.50超えで終えれば下値リスクがやや後退しますが、161.20-30の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。

上値余地が限られる展開

ユーロ円日足

(移動平均線:赤:21日、青:120日、緑:200日)

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