ユーロドル1.08台前半、200日線割込みややユーロ売り地合いに傾く(1/30夕)

30日の東京市場でユーロドルは反落後に持ち直す動き。

ユーロドル1.08台前半、200日線割込みややユーロ売り地合いに傾く(1/30夕)

ユーロドル1.08台前半、200日線割込みややユーロ売り地合いに傾く

30日の東京市場でユーロドルは反落後に持ち直す動き。朝方1.0831レベルで取引が始まったユーロドルは、午前中1.0842の高値をつけましたが、その後は夕刻にかけほぼ一方向に下落1.0812まで下落しました。その間米長期金利は低下しましたが、米株先物が軟調推移しており、動きを合わせた形です。欧州勢参入後は米長期金利、米株先物ともに反発し、ユーロドルも反転。東京時間19:00現在は1.0828レベルで取引されています。
今日明日で開催されるFOMCや週末の雇用統計を前に、為替市場は様子見気分が強く、市場間の連関も薄れています。

昨晩海外市場では、ECB関係者からハト派な発言が相次いだことでECBの早期利下げ観測が強まり、ユーロドルは米国時間にかけて1.0796まで下落。その後は米財務省が発表した1Qの借り入れ予想額が大幅に減少したことから米長期金利が急低下、米株価の急上昇も相まって、ユーロドルは1.0834まで値を戻して取引を終えています。

テクニカルにはユーロドルは、昨日からの下落で当面のサポートとみられている200日線(本日1.0842付近)を実体ベース下抜ける動きとなっており、ユーロ売り地合いが強まっています。本日200日線を回復できずに終了した場合、200日線はレジスタンスに転じ、1.0793レベルを上昇中の90日線が新たなサポートとなりそうです。

序盤の欧州主要株価指数は、欧州長期金利の低下を受け、ほぼ全面高の様相。今晩この後は、23:00に米国11月住宅価格指数、24:00には米1月消費者信頼感、12月JOLTS求人件数の発表が予定されています。

ユーロドル1.08台前半、200日線割込みややユーロ売り地合いに傾く

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