ニュージーランドドル週報(2023年12月第4週)

NZドルは対米ドルで続伸、対円でも底堅く推移しています。

ニュージーランドドル週報(2023年12月第4週)

NZ/円、短期はやや強気。中期は強気を維持。88円割れの越週で下値リスク点灯。

今週はNZ独自の注目材料はなく、日米の金融政策の行方を巡り上下に振れる展開となりましたが、結局FRBによる早期利下げ観測が根強く、NZドルは対米ドルで続伸、対円でも底堅く推移しています。

チャートを見ると、日足は12/7に付けた87.71で底打ち、12/14に付けた87.81を短期的な二番底として反転、上昇の流れに入っています。また12/1に付けた91.52を基点として上値を切り下げて来た流れからも上抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“NZやや強気”の状態にあります。また、3/24に付けた80.44を基点とし、10月に付けた86.79を結ぶやや中期的なサポートラインから上抜けた位置に値を戻しており、下値リスクが若干後退して上値余地を探る動きが継続中です。この日足の下値抵抗は88.50-60にあり、短期的な下値抵抗として働いています。日足の上値抵抗は、89.70-80,90.30-40,91.10-20に、下値抵抗は89.00-10,88.70-80,88.50-60にあります。88円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。21日移動平均線は89.77にあり、これを上抜けきれていませんが、120日、200日線は88.19と86.84にあり、短・中期トレンドをサポート中です。

一方週足を見ると、小幅続落となり、上値トライにも失敗して押し戻された形となりましたが、今週は下値を攻めきれずに反転、上昇に転じています。但し、90円超えに実体を戻せずに押し戻されており、下値リスクを残した状態です。週足ベースで見た強い抵抗が90.90-00にあり、これを上抜けて越週するまでは下値リスクにも注意が必要でしょう。週足ベースで見た上値抵抗は89.50-60,90.40-50,90.90-00に、下値抵抗は88.70-80,88.20-30,87.70-80にあります。全て下抜けて越週した場合は新たな下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は87.90と86.08に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、短期はやや強気。中期は強気を維持。88円割れの越週で下値リスク点灯。

12/21現在、31週移動平均線は87.90に、62週線も86.08にあり、中期トレンドをサポート中。

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