3. オーストラリアドル週報（2023年12月第4週）

オーストラリアドル週報（2023年12月第4週）

豪ドルは対米ドルで続伸、対円でも堅調に推移しています。

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オーストラリアドル週報（2023年12月第4週）

豪ドル/円、短期はやや強気。中期は強気維持。95円割れ越週で下値リスク点灯。

12/19に公表された12/5開催分の金融政策決定会合議事要旨は、「インフレは低下し続けているが依然高い」とありましたが、前回と内容に変化なく、為替相場に影響はありませんでした。今週は日銀の金融政策が現状維持を決定し、フォワードガイダンスの修正も無かったことから円売りが強まるスタートとなりましたが、米金融当局者の利下げを示唆する発言が相次ぎ、10年債回りも弱含みに推移したことからドルが再び売られる展開となり、豪ドルは対米ドルで続伸、対円でも堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は12/7に付けた93.73で底打ち、反転の流れに入っており、この短期的なサポートラインが95.50-60に位置しており、下値抵抗として働いています。また、今年3月に付けた86.06を基点とするやや中期的なサポートラインを上抜けた状態に戻しており、下値リスクが若干後退しています。このサポートラインは96.00-10に位置しており、短期的な下値抵抗として働いています。またこの下に、日足の下値抵抗が95.50-60にあり、これを割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。一方上値も98円台に強い抵抗が控えており、簡単には上抜けないでしょう。日足の上値抵抗は96.70-80，97.20-30，97.70-80，98.10-00にあります。続伸した場合でも98.10-20超えから厚くなる上値抵抗を一気に上抜くのは難しいと見られます。日足の下値抵抗は96.00-10，95.50-60にあります。95.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。21日移動平均線は96.67にありこれを上抜けきれていませんが、120日、200日線は95.32と93.82に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

一方直近の週足を見ると、値幅の小さい陰線引けとなり小幅続落して越週しました。下げエネルギーの強いものではなく、今週は寄付きから上値トライの動きに転じています。また、今年3月に付けた86.06を基点とするサポートラインを上抜けた位置に戻しており、下値リスクが若干後退しています。この週足サポートが95.50-60にありますが、これを割り込んで越週した場合は、下値リスクが高くなります。週足の上値抵抗は、97.50-60，97.90-00，98.50-60に、下値抵抗は96.00-10，95.50-60にあります。31週、62週移動平均線は95.17と93.10にあり、中期トレンドをサポート中です。

豪ドル/円、短期はやや強気。中期は強気維持。95円割れ越週で下値リスク点灯。

12/21現在、31週移動平均線は95.17に、62週線は93.10にあり、中期トレンドをサポート中。

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