3. ユーロドル1.09台回復、FOMC後の米長期金利低下受け　(12/14夕)

ユーロドル1.09台回復、FOMC後の米長期金利低下受け　(12/14夕)

14日の東京市場でユーロドルは高値更新後に反落。

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ユーロドル1.09台回復、FOMC後の米長期金利低下受け　(12/14夕)

ユーロドル1.09台回復、FOMC後の米長期金利低下受け

14日の東京市場でユーロドルは高値更新後に反落。朝方、1.0880付近で取引が始まったユーロドルは、時間外の米長期金利の下落に昼すぎに高値1.0915をつけましたその後夕刻にかけては欧州債利回り低下に1.0880まで反落するも底堅く、東京時間18:00現在は1.09を挟んでの一進一退となっています。

未明のFOMCでは予想通り政策変更はなく、経済見通しにおける来年の米利下げは0.75%と予想の範囲内でしたが、声明文や、パウエル議長の記者会見での応答が予想外にハト派的なスタンスを強調する内容で、金融引き締め政策転換を連想させるものであったことから、ドルは主要通貨に対して全面安となり、ユーロドルも未明に1.07台後半から1.0896まで上げて1.0875で取引を終えています。

テクニカルにはユーロドルは、このところのレンジ上限となっていた1.08台前半の200日移動平均線を抜けただけでなく、本日1.0873レベルを上昇中の21日移動平均線も突き抜けて現状では同線がサポートとなっています。直近高値1.107からの下落の半値戻し、61.8%戻しは既に達成。次のターゲットは76.4%戻しの1.0948。

序盤の欧州主要株価指数は、ほぼ全面高。今晩この後は、22:15にECB理事会政策公表、22:30　には米新規失業保険申請数、及び米11月小売売上高 、米11月輸入物価、22:45にはラガルドECB総裁会見の発表が予定されています。ECB理事会では政策変更は予定されていませんが、米国以上に景況感の悪化が目立つ中で、米国同様のハト派姿勢を示すことになるのか注目されます。

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