ニュージーランドドル週報(2023年12月第2週)

NZ/円は90円台後半から87円台後半まで急落しています。

ニュージーランドドル週報(2023年12月第2週)

NZ/円、中期は強気維持。87円割れ越週で下値リスク点灯、85円割れ越週で一段の下落。

今週はNZ独自の注目材料がありませんでしたが、米利上げ終了観測でNZドルは対米ドルでは小確りの展開、対円では7日の日銀総裁発言を受けて日本の早期金融政策変更の可能性が急浮上して円が急騰、NZ/円は90円台後半から87円台後半まで急落しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げて来たサポートラインが12/8現在88.00-10に位置しており、昨日の急落地合いでも終値ベースでこれを下抜けておらず、調整的な下げの範囲内に留まっています。一方で12/1に付けた91.54を直近高値として上値も切り下げており、この日足の上値抵抗が90.20-30にあり、これを上抜けて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。また、前述の下値抵抗ポイントである88円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“NZ弱気”に変化して一段の下落リスクが生じます。日足の上値抵抗は88.90-00,89.50-60,90.20-30に、下値抵抗は88.00-10,87.60-70,87.00-10にあります。88円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、86円割れの越週か、86.50以下で終えた場合は中期トレンドも“弱気”に変化します。21日移動平均線は90.16に位置しており、上値を抑え込んでいますが、120日、200日移動平均線は88.16と86.56にあり、中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は小陽線で終え小幅続伸しましたが、今週は7日の大陰線で週足の形が悪化しています。しかし、3月に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、反発に転ずる可能性を残した状態です。この週足の下値抵抗は87.60-70にあります。一方上値も、90.00-10,90.90-00に週足ベースで見た強い上値抵抗が出来ており、91円台を回復して越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、87.60以下で越週した場合は下値リスクが点灯、86円を割り込んで越週した場合は中期トレンドが変化します。31週、62週移動平均線は87.68と85.86に位置しており、中期トレンドも“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、中期は強気維持。87円割れ越週で下値リスク点灯、85円割れ越週で一段の下落。

12/7現在、31週移動平均線は87.68に、62週線も85.86にあり、中期トレンドをサポート中。

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