ニュージーランドドル週報(2023年12月第1週)

NZドルは対米ドル、対円で上値トライの動きが強まっています。

ニュージーランドドル週報(2023年12月第1週)

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。88.70以下で終えた場合は下値リスクが点灯。

29日、NZ準備銀行は政策金利を5.5%に据え置きました。市場の予想通りでしたが、声明で「インフレ率は依然として高すぎるため、インフレ圧力の継続を警戒」また、インフレが予想以上に強まった場合の利上げ再開の可能性を示唆したことから、NZドルは対米ドル、対円で急伸しました。為替市場では28日にウォーラーFRB理事が、インフレ率がさらに低下した場合の利下げの可能性に言及したことからドルが全面安の展開となり、NZドルは対米ドル、対円で上値トライの動きが強まっています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにありあます。また、短期的に見ても10/26に付けた86.79を直近安値として下値を切り上げており、この短期的なサポートラインの下値抵抗は90.40-50にあり、下値を支えています。日足が89.70-80の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなりますが、88円を割り込んで終えない限り調整下げの範囲内となります。日足の上値抵抗は92.00-10,92.40-50に、下値抵抗は90.70-80,90.30-40,89.70-80にあります。21日、120日、200日移動平均線は89.92,88.06と86.42に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は陽線引けとなり小幅続伸して越週しました。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、今週は金融政策決定会合後の声明がややタカ派的な内容であったことから、続伸しています。高値圏にありますが、週足の傾向も崩れておらず強い状態を保っています。週足ベースで見た上値抵抗は92.40-50,93.00-10,94.00-10に、下値抵抗は90.00-10,89.60-70,88.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。31週、62週移動平均線は87.55と85.74に位置しており、中期トレンドも“NZ強気”の流れに変わりありません。

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。88.70以下で終えた場合は下値リスクが点灯。

11/30現在、31週移動平均線は87.55に、62週線も85.74にあり、中期トレンドをサポート中。

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