ニュージーランドドル週報(2023年11月第4週)

NZドルは対米ドルで週初の安値圏からじり高推移、対円でも週初の安値圏から反発に転じています。

ニュージーランドドル週報(2023年11月第4週)

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。89円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

11/24に発表されたNZ7-9月期小売売上高は前期比0.0%と市場予想より良かったものの、為替相場に影響はありませんでした。今週はアメリカのインフレ鎮静化を受けた利上げ休止観測を映してドル売りが優勢となりましたが、米新規失業保険申請件数が大幅に減少したことや、米長期債利回りが堅調に推移したことからドルの買い戻しの動きも見られ、NZドルは対米ドルで週初の安値圏からじり高推移、対円でも週初の安値圏から反発に転じています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。91.10-20にやや強い上値抵抗が控えていますが、上抜けて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は90.50-60,91.10-20,92.00-10に、下値抵抗は90.00-10,89.70-80,89.10-20にあります。短期トレンドは、89円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、88円割れで終えた場合は“NZ弱気”に変化します。21日、120日、200日移動平均線は89.18,87.88と86.25に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は実体が小さく上ヒゲの長い陽線で終え、前週の陰線を切り返して上値トライの可能性に繋げています。この陽線の上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となりましたが、今週は週初の下値トライに失敗して反発に転じています。足元では91.10-20にやや強い上値抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意が必要ですが、91円台にしっかり乗せて終えれば来週も上値トライの動きが継続します。週足ベースで見た上値抵抗は91.00-10,92.40-50,93.00-10に、下値抵抗は89.90-00,89.20-30,88.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。31週、62週移動平均線は87.32と85.59に位置しており、中期トレンドも“NZ強気”の流れに変わりありません。

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。89円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

11/23現在、31週移動平均線は87.32に、62週線も85.59にあり、中期トレンドをサポート中。

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