ニュージーランドドル週報(2023年11月第3週)

NZドルは対米ドルで0.60台半ばから反落、対円でも91円台前半から反落しています。

ニュージーランドドル週報(2023年11月第3週)

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。89円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

11/17に発表されたNZ7-9月期PPI(卸売物価指数)は前期比+0.8%と前回の+0.2%から上昇しましたが、為替相場には影響ありませんでした。今週は14日に発表された米CPIが市場予想を下回ったことからドル売りが優勢となり、NZドルは対米ドル、対円で急騰しましたが、その後米金利が上昇したことから、NZドルは対米ドルで0.60台半ばから反落、対円でも91円台前半から反落しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。今週は91円台までの急伸後、反落して90円割れまで押し戻されていますが、トレンドの変化は認められず、調整下げの範囲内に留まっています。短期的な日足の下値抵抗が89.30-40,89.00-10にありますが、全て下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。この場合でも87.70〜88.00ゾーンまでの下げは調整下げの範囲内となります。短期トレンドは87.50以下で終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は90.40-50,91.00-10,91.90-00に、下値抵抗は前述の89.30-40,89.00-10と88.30-40にあります。21日移動平均線は88.60に、120日、200日線は87.66と86.10に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は値幅の小さい陰線引けとなりました。続伸に繋げられずに終えていますが、下げエネルギーの強いものではなく、短期トレンドも強い状態を保っています。今週は週初の下値トライに失敗して上値余地を探る動きが強まりましたが、91円超えトライに失敗して押し戻されています。週足ベースで見た強い下値抵抗が、89.00-10にありますが、これを下抜けて越週した場合は下値リスクがやや高くなり、87〜88円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は90.90-00,91.90-00に、下値抵抗は89.50-60,89.00-10にあります。31週、62週移動平均線は87.07と85.52にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は“強気”中期も“強気”。89円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

11/16現在、31週移動平均線は87.07に、62週線も85.52にあり、中期トレンドをサポート中。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る