ニュージーランドドル週報(2023年11月第2週)

NZドルは対米ドルで0.60台から反落、対円でも89円台後半から小反落しています。

ニュージーランドドル週報(2023年11月第2週)

NZ/円、短期は“やや強気”中期も“強気”。87.50割れで“弱気”に変化。

今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、米金融政策の引き締め長期化観測と、利上げ終息観測とのせめぎ合いが続く中、足元では9日のIMF会合でパウエルFRB議長が「適切なら一段の政策引き締めを躊躇しない」とコメントし、これを受けてドル金利が上昇し、ドルは全面高の展開となっています。NZドルは対米ドルで0.60台から反落、対円でも89円台後半から小反落しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れから下抜ける場面がありましたが、11/10現在、これを上に抜き返して上値トライの流れに戻しています。一方で90円台乗せに失敗して押し戻されており、足元では下値リスクがやや高い状態です。87.50-60に強い下値抵抗がありますが、これを割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。逆に90円台に乗せて終えれば上値トライの流れが継続します。日足の上値抵抗は、89.70-80,90.10-20に、下値抵抗は89.00-10,88.20-30,87.50-60にあります。21日移動平均線は88.20に、120日、200日線は87.44と85.93にあり、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方直近の週足は、高値圏で引ける大陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。また、87.00-10の日足の抵抗を実体ベースで守り切って反発に転じており、短期トレンドは“NZ強気”の流れに入っています。現状は90円超えトライに失敗して押し戻されていますが、週足の形状は安定しており、上値トライに転ずる可能性を残しています。週足ベースで見た上値抵抗は89.60-70,90.40-50に、下値抵抗は88.50-60,88.00-10にあります。88円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、87.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。31週、62週移動平均線は86.84と85.47にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は“やや強気”中期も“強気”。87.50割れで“弱気”に変化。

11/9現在、31週移動平均線は86.84に、62週線も85.47にあり、中期トレンドをサポート中。

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