3. ニュージーランドドル週報（2023年10月第4週）

ニュージーランドドル週報（2023年10月第4週）

NZドルは対米ドルで小幅続落、対円でも上値余地が限られる展開となっています。

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ニュージーランドドル週報（2023年10月第4週）

NZ/円、短期は下値リスクが点灯中。中期は“強気”。

今週はNZ独自の注目材料がない中で、引き続き米金融引き締め策が長期化するとの観測にドル全面高の展開となる中、NZドルは対米ドルで小幅続落、対円でも上値余地が限られる展開となっています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れから下抜けた位置で推移しており、下値リスクが点灯中です。この日足の上値抵抗は88.10-20にありますが、今週の上値トライでもこれを上抜けられずに反落しており、下値リスクが高くなっています。現状は87.00-10に日足の下値抵抗があり、これを終値ベースでかろうじて守った状態ですが、割り込んで終えた場合は86.00前後にある中期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。逆に前述の88.10-20の日足の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが軽減されます。この場合でも89円台を回復して終えない限り、下値リスクを残します。

日足の上値抵抗は87.70-80，88.10-20，88.50-60に、下値抵抗は87.00±10銭、86.60-70，86.10-20，85.80-60にあります。全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが生じます。21日移動平均線は88.43に位置しており、短期トレンドは“NZやや弱気”の状態にありますが、120日、200日線は87.19と85.70に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

一方直近の週足は、小幅続落となり上値を切り下げています。今週は下値トライに失敗して小反発に転じていますが、トレンドが弱く下落リスクにより警戒が必要です。週足ベースで見た上値抵抗は88.10-20，88.70-80，89.40-50に、下値抵抗は86.70-80，85.30-40，84.00-10にあります。31週、62週移動平均線は86.44と85.34にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は下値リスクが点灯中。中期は“強気”。

10/26現在、31週移動平均線は86.44に、62週線も85.34にあり、中期トレンドをサポート中。

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