トルコリラ円ショートコメント(23/9/19)

トルコリラ円は横ばいの動きとなり、今秋開催されるトルコ中銀を含めた一連の中銀会合に注目が集まることで動きにくくなった週後半であったようです。

トルコリラ円ショートコメント(23/9/19)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「テクニカルなターゲットを参考にして、5.35レベルをサポートに、5.50レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が5.21レベル、高値が5.45レベルと、予想レンジよりも低い水準となっていますが、後ほどチャートを見ていただくとわかる通り、ビッド(買い気配)のみが下がったことによる下ヒゲの長い安値であり、実際の取引レートの安値は5.35レベルであったと考えられます。

先週のトルコリラは週初は植田日銀総裁発言を受けての円買い、その後ドル円が安定すると円安の動きとトルコリラ安の動きがほぼ同速度となったことから、トルコリラ円は横ばいの動きとなり、今秋開催されるトルコ中銀を含めた一連の中銀会合に注目が集まることで動きにくくなった週後半であったようです。

FRBと日銀の現状維持はコンセンサス通りになると考えられますが、トルコ中銀は現状の25%から30%へと更なる利上げが行われるとの見方になっています。しかし、コンセンサスと言っても予想幅は広く2.5%〜6%程度の予想幅となっているため、仮に利上げしても2.5%だとトルコリラ売り、5%を超えるようであればトルコリラ買いで反応するのではないかと見ています。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

冒頭に書いた通り下ヒゲの長いローソク足が連発していたことがわかりますが、それだけまだ流動性が低いことの現れでもあります。コアレンジはピンクのターゲットで示した5.39〜5.51となりますが、利上げが予想通りでやや底堅い動きを考え、今週は5.35レベルをサポートに、5.55レベルをレジスタンスとする週とします。

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