米7月鉱工業生産指数の予想(23/8/16)

日本時間2023年8月16日22時15分に発表予定です。

米7月鉱工業生産指数の予想(23/8/16)

米7月鉱工業生産指数の予想

本日は7月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。前回6月は予想を下回り、この数値の直前に公表された小売売上高も予想以下でしたので、ドル売り材料になりました。
そして昨日発表された小売売上高は予想を越え、NY連銀製造業景況指数(NY)は予想以下の大幅なマイナスとなり、相場は両指数で相殺された形になっています。これまでの消費は底固いが製造業の回復は未改善との構図は変わっていません。
今回7月のIP予想は+0.3%と前回よりは改善していますが、昨年7月高値からの下降トレンドは継続しています(下図ご参照)。

先行指標のNY(図〇印)やISMが下降から小反発乃至横這いとなっているので、今後のIPも上値は重いものの、悪化一途の流れは避けられる可能性も出てきています。但し、昨日のNYの結果▼19.0(予想▼1.0)は予想レンジの下限(▼7.3)を大きく越える悪化でしたので、次回9月分は要ウォッチになります。またアトランタ連銀GDPナウは昨日改定値が公表され8月15日現在で+5.0%(8月8日現在+4.1%)に上方修正されています。予想外の大幅景気拡大見通しになっています。
尚、東京時間の17日未明にFOMCの議事要旨が公表されます。内容次第では今日のドルの売り買い材料になり、万一9月会合以降の金融動向まで示唆する内容が含まれると、暫く市場の思惑として継続しますので、要注目となります。

米7月鉱工業生産指数の予想

(今回予想2023年8月16日7時00分現在)

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

青の矢印が今回の発表値予想
赤い線はNYがゼロでIPは100


下図はドル円の週足チャートです。先週の消費者物価指数時に添付したチャートの続きで、かつ拡大しています。今年1月16日週底値からのサポートA(=135円70銭)があり、そこから平行に上げた目安のB(=146円95銭)でドル高トレンドになっています。仮にこれを越えると次は実体高値のC(=148円64銭〜67銭)が目安となります。
上値は昨年10月17日週高値からの抵抗線D(=144円30銭)があり、先週上抜けて終わりました。ドル高の確認になると共に現在はここがサポートになっています。これ以下では3月20日週底値からのサポートE(=139円60銭)にあります。またDとEの中で軽いサポートとしてはF(=143円40銭)があります。まずはDを割らない限りは上値トライが先行します。

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数 2枚目の画像

(2023年8月16日9:00 1ドル=145円61銭)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る