ドル円145円台半ば、高値圏で底堅くも方向感に欠ける動き
16日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。朝方145.57レベルで取引の始まったドル円は、145.45-70の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は145.54レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で米主要株価指数が大幅安となった流れを受け、売りが先行。米株安の一因となった、多くの米金融機関格下げ観測から本邦でも銀行株等が売られました。下げ幅は一時400円を超え、332円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、午後に鈴木財務相、神田財務官等が「円安注視」の口先介入を行ったにもかかわらず欧州序盤に145.86まで上昇しましたが、昨年9月の介入水準手前で反落。その後7月小売売上高が予想外の伸びを示したことで145.82まで一旦反発するもNY連銀製造業指数等の悪化に145.10まで押し戻される荒い値動きとなり、145.58レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨日もわずか一銭ながらローソク足は陽線を維持、昨日まで7営業日連続での陽線はドル買いの強さを感じさせます。当面のターゲットは引き続き、昨年10月高値151.95から今年1月安値127.23までの下落の76.4%戻し146.11。抜けた場合は、昨年高値151.95そのものが視野に入って来ます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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