大統領選控え日本以外アジア株はほぼ上昇ドル円横ばい

本日米国時間に行われる米大統領選挙を控え、東京市場は総じて様子見気分の強い展開となりました。

大統領選控え日本以外アジア株はほぼ上昇ドル円横ばい

大統領選控えアジア株日本以外はほぼ上昇、ドル円横ばい

本日米国時間に行われる米大統領選挙を控え、東京市場は総じて様子見気分の強い展開となりました。
前日米国株はクリントン氏の優位を好感し371ドルの上昇を見せましたが、東京では既に昨日織込み済みとの判断からか他のアジア株が総じて上昇を続ける中で為替・株式ともに小動き、横ばいに終始しました。
日経平均の終値は5円安の17,171円ほぼ前日と変わらない水準です。
ドル円は朝方104.59をつけた後は104.50割れの水準での滞留時間の長い取引、下値も104.30と限定的でした。

米国で日付が変わると同時に一部の地域では投票が開始され、人口の少ないいくつかの地域で全員投票後に既に開票が行われています。
ニューハンプシャー州ディックビルノッチでは全8票中4対2でクリントン氏勝利、ハーツロケーションでも17対4でクリントン氏の勝利でした。一方で近隣のミルスフィールドでは4対16でトランプ氏が圧勝。

今後の相場ですがドル円に関しては本日小動きで「タメを作った」ことから、クリントン氏勝利の場合にはある程度の上昇が期待できそうです。上院も民主党過半数であれば106円を目指す展開、クリントン氏勝利でも上院民主党過半数割れの場合は105円半ば程度までの展開を予想。但し、その後の政策を睨んで短期での戻りを見込む向きも多く、いずれの場合も104円台後半から105円台前半あたりが落ち着きどころでしょうか。

一方でトランプ氏が勝利した場合には、今回は市場がほぼクリントン氏勝利を織り込み済みであるために衝撃が大きく、同様に青天の霹靂の結果となった6月の英国のEU離脱(ブレグジット)投票の大勢判明時の二時間の落差105.20→99.02までの約6円の下落は最低限覚悟する必要がありそうです。
現在の104.50前後を前提とすれば99円割れも瞬間的にはありうる事になります。ブレグジットの時はその後一旦102円前後に半分戻して短期的には落ち着きましたがそれでも100-101円台への水準移行となる可能性があります。
選挙戦の大勢は日本時間の明日昼ごろに判明する見込みです。

大統領選の直前の情勢判断と市場予想は山中先生の本日付レポート、阪谷さんの本日の日報等も是非ご参照ください。

また、「FX羅針盤」の大統領選関連の記事一覧はこちらです。

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