ニュージーランドドル週報(2023年7月第1週)

NZドルは対米ドルで小反落。対円でも上値の重い展開となっています。

ニュージーランドドル週報(2023年7月第1週)

NZ/円、短期は強気を維持。中期も“強気”。

今週はNZ独自の注目材料がありませんでしたが、米経済が底堅さを維持しておりまた労働市場も強い状態にあることから、景気減速観測が後退しFRBが年内に追加利上げに踏み切るとの見方が台頭し、ドルの買い戻しの動きが強まっています。NZドルは対米ドルで小反落。対円でも上値の重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、このやや中期的なサポートラインの下値抵抗は84円台前半にあります。また、6/1に付けた83.53を直近安値として下値を急角度で切り上げる流れも維持しており、この短期的なサポートラインの下値抵抗は87.80-90にあります。現状はこれを守っており、上値トライの流れに変化が認められませんが、87.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも84円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。日足の上値抵抗は89.10-20,89.60-70,90.00-10に、下値抵抗は87.80-90,87.00-10,86.10-20にあります。21日、120日、200日移動平均線は87.73,84.48,84.60に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は実体の小さい陽線引けとなり、上値トライの流れを変えていませんが、上昇エネルギーにも欠けるものです。このため今週は上値トライのスタートとなりましたが上値を追い切れずに押し戻される展開となっています。しかし、トレンド自体は崩れておらず、短・中期トレンドともに“NZ強気”の流れを変えていません。87円を割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯しますが、この場合でも中期トレンドがまだ強く、84円を割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となり、トレンドは大きく変化しません。週足の上値抵抗は89.50-60,90.80-90,92.40-50に、下値抵抗は88.40-50,88.00-10,87.30-40にあります。31週、62週移動平均線は84.50で重なっており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、短期は強気を維持。中期も“強気”。

7/6現在、31週移動平均線は84.50に、62週線も84.50にあり、短・中期トレンドをサポート中。

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