トルコリラ円ショートコメント(23/7/3)

実際のレンジは安値が5.43レベル、高値が5.62レベルと、ほとんど動きの無い一週間となりました。

トルコリラ円ショートコメント(23/7/3)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、「短期的な下値のターゲットとなる5.21と利上げ直後の戻り高値5.83を参考にして、5.25レベルをサポートに5.85レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が5.43レベル、高値が5.62レベルと、ほとんど動きの無い一週間となりました。

トルコリラは利上げ以降のトルコリラ安からいったん小康状態に入った様子です。ドルトルコリラの動きを見ると、週初のトルコリラ安(ドル高)の動き以降は、ほぼ26.0を挟んで動きが見られず、管理相場の動きになっている様子がうかがえます。トルコリラ買い介入をする余力はほとんど無いと見られますが、国内金融機関に対して一定の制限を加えることで小康状態を保っているというところでしょう。

海外の投機筋もゴールドマンのトルコリラ安予想のレポートともに既にトルコリラの利食いに動いた後でしょうから、目先は何も動く必要が無いといった感じに違いありません。新興国通貨でも流動性が高いメキシコペソなどはまだ良いのですが、トルコリラのようにいったん流動性低下を招いた通貨はいつまた狙われないとも限らず、そうした意味で現在の状態は小康状態と言うしか無いと思います。

材料はあまり関係無い状況にありますので、いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

中段のドルトルコリラを見るとほとんど動いていないのがわかりますが、ドル円での円安の動きを考えると動いていないながらもわずかにドル高・トルコリラ安に動いていることでトルコリラ円は横方向の動きになったということになります。

引き続きトルコリラ円の下値のターゲットは5.21と考えますが、今週もややドル高・トルコリラ安に動く程度だと思いますし、いっぽうでドル円も底堅いながらも目先は145円が天井圏になりやすいでしょうから、トルコリラ円は若干の下げという動きが妥当に思います。

今週は5.35レベルをサポートに、5.65レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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