米6月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2023年7月3日8時00分現在予想
本日23時、米国の6月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回5月は僅かながらも弱い数値でしたがほぼ予想通りになりました。ただ相変わらず50未満の冴えない数値でした。
相場は21時頃139円40銭付近で推移していました。好調なADP社民間雇用者数に139円90銭まで急伸しましたが、新規失業保険申請者増やこのISMが予想以下の結果になったことから10年債金利が緩み138円45銭まで売られ138円80銭で引けています。
今回6月はほぼ前月と変わらず、予想通りなら依然として50未満となります。既発表の6月PMI製造業景況指数は46.3となっており今日改定値がでますが、改訂値の予想は変わらずとなっています。下図を見ると、PMI(オレンジ)は4月に一時50を越えていましたが、5月・6月は冴えない結果になり、6月までは図中の〇印と同じ流れを辿っています。従い、今日のISMも50を越える可能性は低いと思います。
米国は明日独立記念日の休場ですので、先週土曜日から4連休のディーラーも多いことが予想され、予想未満になるとポジション調整の材料にされるかもしれません。
尚、アトランタ連銀の第2四半期GDPナウは6月30日現在+2.2%となり、6月27日+1.8%からは上方修正されています。今月27日には米国第2四半期GDPの速報値が発表予定になっているので、これから1ヶ月間の経済指標を注視したいと思います。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、赤は50)
下図はドル円の日足チャートです。今年3月24日底値からのサポートA(=138円10銭)でドル高の流れになっています。ここから平行に上げた目安のB(=143円85銭)でドル高トレンドを形成していましたが、6月23日に上抜いてからはドル一段高狙いとなり、このBがサポートになっています。
そして5月1日、2日、29日の高値を結んだ抵抗線C(=145円10銭)に先週の木曜・金曜日は上値を抑え込まれています。更に、横抵抗線D(=145円11銭〜18銭)は昨年10月21日に高値を付けてからの下押しで、3回程度止まった水準で、丁度Cと重なる位置にいます。このままBのサポートを維持し、かつ数日経過していけば、Cの上昇角度からDを上抜くことになります。一方で、先週金曜日の日足は包み陰線になっているので、目先の形としてはドルの上値が重くなっています。もしBを維持出来なければ、5月11日底値からのサポートE(=142円10銭)が重要になってきます。NY休場を挟んだ週なので、高値追いするか、押し目あるのかを探る週初になっています。
(7月3日9:30、1ドル=144円25銭)
オーダー/ポジション状況
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