オーストラリア5月小売売上高の予想(23/6/28)

2023年6月29日、日本時間10時30分に発表予定です。

オーストラリア5月小売売上高の予想(23/6/28)

オーストラリア 5月小売売上高の予想

前回4月は予想を下回り、伸びがゼロになりました。下図を見ると、昨年6月〜10月の伸びが大きく、コロナ後の高い回復トレンド(黒)の上限まで好調を保っていましたが、12月の大幅悪化でコロナ後の低い回復トレンド(赤)近くまで低下し、その後はやや回復をみせていましたが、ここ3ヶ月程度は横這いが続いています。
今回予想通りになると、黒のラインまでの回復よりも赤のラインに近づく動きになり、米国の小売売上高並みに低迷状況となります。先進国の相次ぐ利上げに、世界的な景気悪化の波に巻き込まれている可能性もあります。
また前月の内訳を項目別にみると内容的には芳しくなく、プラスから高い順に、衣料関連(+1.9)、百貨店(+1.5%)の2項目がプラスを牽引。その他小売が+0.0%、マイナスは食品(▼0.1%)、外食(▼0.2%)、家庭用品(▼1.0%)で、連続マイナスは家庭用品のみで、その他がプラスとマイナスが前月比で逆転しています。

オーストラリア 5月小売売上高の予想

(6月28日9時00分現在)

小売売上高

小売売上高

2018年12月を100にしたもの
コロナ後の低い回復トレンドは赤い線、高い回復トレンドは黒い線で記載しています。
今回予想は青矢印

下図は豪ドル米ドルの週足チャート(6月26日現在)です。
シカゴポジション391では短期では豪ドルの下値トライとしましたが、週足でみても先週の大陰線がそれを物語っています。ただ、週足では豪ドルは弱いながらも3角保合いの収斂に入っています。
昨年4月24日週高値からの抵抗線A(=0.6925)と昨年10月10日週底値からのサポートB(=0.6485)で3角保合いを形成しています。6月12日週高値は0.6900迄で、その時点のAは0.6945にあり、45ピップス程度上限まで足りませんでしたが、Aの抵抗線が効いた形になり、先週大きな反落となりました。

このAとBの間に横サポートC(=0.6575〜80)があり、目先はそのサポート向けての動きになっています。今日のCPIで予想外のインフレ低下になり、豪ドルが弱くなっているので、明日の小売売上まではこのCがポイントになりそうです。もしCを切ればB方向へのトライに繋げることになります。一方、万一、抵抗線Aを抜けた場合は昨年8月8日週と今年1月23日週の高値D(=0.7137〜42)が上値目途になりますが、この場合にはA抜けになるので、流れは豪ドル高に変わります。

小売売上高 2枚目の画像

(2023年6月28日11:00、1豪ドル=0.6631米ドル)

オーダー/ポジション状況

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