ユーロドル、材料難、イベント待ちで1.07台後半での小動き
9日の東京市場でユーロドルはじり安後に下落。朝方1.0782レベルで取引が始まったユーロドルは、日中ほとんど動きはありませんでしたが、米株先物が軟調推移したためか1.0785を高値に上値重く推移し、夕刻欧州勢参入後はやや下値を拡大中。東京時間17:30現在は、1.0761レベルで取引されています。いずれにせよ来週にFOMC等のイベントを控え、かつ経済指標等の材料のほとんどない週末ということもあり、取引レンジは狭く、ユーロドルは調整主体の動きです。
昨晩海外市場では、予想外に膨らんだ米週間新規失業保険申請件数が、ブラックアウト期間に入り手掛かり難となっていた市場に、金利先高観の急速な後退をもたらした形となり、米10年債利回りは0.1%急低下、それにともなってのドル売りから、ユーロドルも米国時間に急上昇し、欧州序盤の安値1.0701から1.0787の高値をつけた後、1.0783レベルの高値圏で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩の上昇で約3週間ぶりに21日移動平均線を回復。本日ここまでは21日線(本日1.0764レベルを下降中)と90日線(1.0800レベルを緩やかに下降中)の狭い隙間中心で推移しています。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね下落して始まっています。今晩この後、重要な経済指標の発表等は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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