オーストラリアの4月貿易収支の予想
明朝、豪州の4月貿易収支が発表されます。
前回3月は予想を大幅に上回り、2月分も上昇修正(138.7億豪ドル→141.5億豪ドル)されています。また、3月分の内容は輸出が前月比+4.0%、輸入が同+2.0%で、内外需共に増加しています。
下図を見ると、オレンジ色の移動平均線は昨年9月を底にして右肩上がりになり、数値的にも昨年6月の
144.31億豪ドルに匹敵する143.57億豪ドルになっています。ただ今回の予想値は移動平均線以下になっておりやや頭打ち感が出ています。昨年1年間の平均が117.05億豪ドルで、今回予想値通りなら4ヶ月平均が134.72億豪ドルですので、2023年に入ってからの黒字拡大幅がかなり大きくなっています。
豪州に関していえば、外需の不振は見られていません。
(今回発表予想6月7日9時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2023年3月現在:黒線矢印は今回4月予想値、緑はゼロ、青の横線は105億豪ドルの黒字額を基準)
下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。2021年2月22日週高値からの抵抗線A(=0.7300)があります。ここから平行に下した目安のB(=0.6410)とで、2年以上に亘る豪ドル安を継続しています。昨年9月19日週にBを割れて急落しましたが、11月7日週にはA・B内に回帰し、トレンドライン内で推移しています。
トレンド内で、昨年4月4日週高値からの抵抗線C(=0.6970)と今年1月30日週高値からの抵抗線D(=0.6735)で上値が抑え込まれています。現状ではDとB間で収斂となっています。
また、シカゴポジション388内での日足ベースで0.6720越えの終値を確認できれば一段の戻りが期待できるとしましたが、週足ではDに当たります。日足・週足の双方で確認します。
(6月7日13:50、1豪ドル=0.6681米ドル)
オーダー/ポジション状況
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