ドル円139円台前半、日経平均急落でリスク回避の円買い強まる (6/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は続落。

ドル円139円台前半、日経平均急落でリスク回避の円買い強まる (6/7午前)

ドル円139円台前半、日経平均急落でリスク回避の円買い強まる

7日午前の東京市場でドル円は続落。朝方139.63レベルで取引の始まったドル円は、序盤は139円台後半でもみ合いました。しかし、日経平均株価が急落すると、リスク回避の円買いが強まり、一時139.18まで下げた後、東京時間正午現在は139.20レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米株価がプラス圏を維持したことから買いが先行。序盤の上げ幅は200円を超え本日も取引時間中のバブル後最高値を更新する動きとなりました。しかし、連日高値を更新する相場の過熱感への警戒から、次第に利食い売りが強まり、10時前には前日比マイナスに転じました。その後も、このところ相場を牽引してきた半導体関連銘柄の下げがきつかった他、建設関連銘柄や輸送機械等も大きく売られ、下げ幅が一時500円を超える荒い値動きとなりました。前場終わりにかけでは、やや買い戻されたものの戻りは鈍く、467円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、経済指標の発表等がなく手掛かり難のなかで、米長期金利の上昇と米株の堅調推移を材料に米国時間にドル円は一時140.00まで上昇しました。しかし、その後米長期金利、株ともに反落すると、ドル円も139.63まで下げて東京時間につなぐ、方向感に欠ける動きとなりました。

テクニカルにはドル円は、引き続き緩やかな上昇チャネルの中で、転換線に絡んでのもみ合いといった状況になっており、短期的には方向感に欠ける動きです。下方向は21日移動平均線が138.36付近を上昇中。1月からの中期の上昇チャネルの上限が141.10付近です。

為替市場の関心は既に来週の米5月CPIとFOMCにシフトしつつありますが、このところ珍しく欧米株の動きとは独立して上昇してきた日経平均の急落が、後場も続くのか、あるいは今晩の欧米株式市場に影響を与えるのかは要注視です。

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