ニュージーランドの2023年第1・四半期消費者物価指数の予想(23/4/19)

日本時間2023年4月20日朝7時45分に発表予定です。

ニュージーランドの2023年第1・四半期消費者物価指数の予想(23/4/19)

NZの2023年第1・四半期消費者物価指数の予想

明日の早朝にNZの第1四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。

NZの2023年第1・四半期消費者物価指数の予想

(今回発表予想)4月19日9時現在

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

黒い線の右側は今回
赤は0%

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値

上図は今回の予想値を加味(黒い線より右)

赤…1〜3%
緑…中銀4Qインフレ目標値5.3%

今回発表の2023年1Q・CPI予想は前期比+1.5%、前年比+6.9%と、前期比では小幅上昇しますが、前年比では軟化しています。
下表はNZ中銀の4半期毎の見通しで、最新は今年2月に発表されました。内容は昨年11月時と比べ、GDPはマイナス幅が小幅拡大、しかし2024年にはプラス回復予想になっています。一方のCPIは2023年上半期では前回よりは軟化しますが、下半期はインフレ高止まり予想になっています。

NZの政策金利(OCR)は今月5日の会合で0.50%(予想0.25%)の大幅利上げを実施し、5.25%としました。2月にも0.5%上げでしたので、今年に入り1%の利上げを実施しています。中銀の2023年4QのOCR予想は5.5%ですので、残りは0.25%上げになります。
今回のCPIが予想通りなら中銀見通しよりは下がり、2Q予想の6.6%まで視界に入りそうですが、もし予想レンジ上限を越える事態となった場合、5月24日の中銀見通しでインフレ見通し改定の可能性も出てきますので要注意になりそうです。いずれにせよ、2023年のGDPがマイナスですので、景気配慮に入れるか否か今年の中銀の舵取りが難しくなっています。

NZ中銀のGDPとCPI見通し

NZ中銀のGDPとCPI見通し

尚、NZドル米ドルは相場シカゴポジション381をご参照願います。17日に底値が0.6168、終値は0.6180で、今週のサポートだった0.6185〜0.6200を下抜けかけました。昨日の終値は0.6215で、戻りも0.6220〜30の抵抗線を越えられずにいます。短期的なNZドル高トレンドラインの下限で揉み合っており、現状ではサポートを守りつつも下値リスクが高くなっています。

(4月19日10時35分 1NZドル=0.6207米ドル)

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