オーストラリアの2月貿易収支の予想
(日本時間2023年4月6日朝10時30分発表予定)
明朝、豪州の2月貿易収支が発表されます。
前回1月は予想をやや下回ったものの、12月分は約7億豪ドル上方修正されているので、ほぼ予想通りになっています。内容は輸出が前月比+1.0%、輸入が同+5.0%で、輸入の伸びが大きく、結果1月の黒字額が予想以下になりました。
下図を見ると、オレンジ色の移動平均線がやや下向きになっているのが気にかかりますが、青の横線105億豪ドル(2020年3月時高値)よりは依然として上の状態を保っています。また昨年1年間の平均が+116.95億豪ドルでしたので、1月はほぼその平均値になっています。
今回予想も+112.23億豪ドルで、平均より下回っていますが、世界経済が鈍化傾向になっている割には健闘していると思います。
(今回発表予想4月5日12時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2023年1月現在:黒線矢印は今回2月予想値、緑はゼロ、青の横線は105億豪ドルの黒字額基準)
下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。昨年4月4日週高値からの抵抗線A(=0.7060)があります。一方、同10月10日週底値と翌週・4週目とを結んだサポートB(=0.6980)は今年2月20日週に下抜け、その後は底値を模索しながら現在は小反発しています。同じくBの起点と今年3月6日週底値を結んだC(=0.6630)のサポートが目先は効いています。
現在はAとCの3角持ち合いの収斂にいますが、Bを切れているだけに、リスクは豪ドル安が高くなっています。
日足では0.6740、0.6780、0.6820に各抵抗線がありますが、今日のNZ中銀の利上げで連れ高になっても2つ目の抵抗線に止められています。今週の寄りは0.6679ですので、上値が重くなり、もし週末に0.67未満になるとトウバ線に近くなり、上値トライ失敗となりますので、豪ドル高を継続するにはこの0.67台半ばは死守したいところです。
(4月5日15:10、1豪ドル=0.6730米ドル)
オーダー/ポジション状況
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