ランド円ショートコメント(23/4/3)

先週のランド円は安値が7.12レベル、高値が7.50レベルと、予想レンジに比べて大幅にランド高の動きを見せました。

ランド円ショートコメント(23/4/3)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、「テクニカルな観点からランドの下降トレンドが継続しやすいことを踏まえ、6.95レベルをサポートに、7.25レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.12レベル、高値が7.50レベルと、予想レンジに比べて大幅にランド高の動きを見せました。

先週のランドはドルランドでランド高の動き、ドル円では円安の動きと双方がランド円上昇の動きに作用しました。ドル円はリスクオンによるドル買い・円売りの動きとなりましたが、ドルランドでは南ア中銀の政策金利発表で予想の0.25%に対して0.5%の利上げを実施したことが大きかったと言えます。週前半は円安が週後半はランド高がランド円を7.50と3月2日以来の高値圏へと持ち上げました。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

3月2日高値は7.51と先週高値と同水準ですから、この水準を明確に抜けられれば一段高、抜けられなければ調整が入りやすくなると言えます。いったん上抜けしても定着せずに調整という動きを考えています。ただ、南ア国内の材料については利上げ以外にもここに来て強めの経済指標も出ていて、調整が入ったとしても下値も底堅くなると見られます。先々週の高値圏7.25がサポートとなりやすい水準です。

今週のランド円はテクニカルな観点から7.25レベルをサポートに、7.55レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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