NZ/円、短期、中期ともに“NZ弱気”の流れ。
今週は、NZ独自の注目材料はありませんでしたが、インフレ抑制重視の姿勢を崩さないFRBと、米銀2行の破綻から連鎖した金融システム不安がくすぶる中で、リスク回避の動きが強まる展開となっており、NZドルは対米ドルで底堅く推移していますが、対円では上値を切り下げる流れが継続中です。
チャートを見ると、日足は昨年12月につけた88.17を基点として上値を切り下げており、下値リスクが高い状態にあります。また、1月につけた81.04を基点とする短期的なサポートラインの下値抵抗が81.40-50にありますが、3/24現在、値動きの中でこれを下抜け始めており、81.40以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じます。短期トレンドは83.50超えで終えない限り変化しません。またこの場合でも85.00台に乗せて越週するまでは下値リスクを残します。日足の上値抵抗は81.60-70,82.00-10,82.40-50,83.00-10に、下値抵抗は81.00-10,80.50-60、80.00±10銭にあります。80円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。21日、120日、200日移動平均線は83.37,84.44、84.55にあり、短期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。
一方直近の週足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、上下の抵抗を攻めきれずに押し戻されて引けています。昨年12月につけた81.04を基点とする短期的なサポートラインの下値抵抗が82.40-50にありますが、今週はこれを下抜け始めており、新たな下落リスクが点灯中です。週足ベースで見た上値抵抗は82.40-50,84.00-10に、下値抵抗は80.70-80,80.00-10,78.60-70にあります。31週移動平均線は84.26に、62週線は83.39に位置しており、これらを完全に下抜けており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っています。
3/23現在、31週移動平均線は84.26に、62週線は83.39にあり中期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っている。
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