シカゴポジション(CME)377
シカゴポジションが更新されました。括弧内の前回数値は3月7日現在となっています。今週末で追いつくと思われます。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2023年3月7日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
約1ヶ月半に亘るポジション未更新の中、この間はほぼドル全面高となり、シカゴポジョションは豪ドルと円がショート(ドルロング)、NZドルとユーロはロング(ドルショート)でしたので、結果として円のみが相場観通り、豪ドルはやれやれのショートカバー、その他はポジション調整となっています。しかしながら、3月8日に高値137円91銭を付けてから、クレディ・スイスの信用不安も勃発し、ほぼ円の全面高になりました。下表は上手くドルロングを積み上げてきましたが、2月28日締日週からかなりのドル買いをしており、その週の底値は134円06銭でしたので、現状のスポットからみると積み増し分はアゲインストになっています。従い14日締日と明日の21日締日のポジションは重要になりそうです。
ドル円推移
シカゴはNZドルロングポジションを更に減らしています。前々週もポジョション(青)減とNZドル下落になり、やっと14日締日の終値が戻しているので、シカゴはやれやれとなっているかもしれません。下図のチャートを見ると、黒のNZドル安トレンドラインが0.5720〜0.6440にあり、先週新たに加えた1月24日締日高値0.6502と2月14日の戻り高値を結んだ緑の抵抗線が0.6230まで下がり、14日締日終値が0.6335でしたのでやや上抜けています。まだ騙しの範囲内ですので、明日の締日終値を注目します。
さて実際の相場は、先週「…底値付けた時は括弧内の底値を結んだサポートは0.6070でしたので下値を守り切っています。今日現在では0.6040まで下がり今週の底値目途です。上値は2月14日高値からの抵抗線が今日現在では0.6205付近にあります。SVB破綻によるNZドル高への戻りが強くなっています。もしこの抵抗線を越えると、目先の流れはNZドル高になり、弱いトレンドの中での戻り高値を探る展開になります」としましたが、先週は13日の0.6128が底値になり、0.6040のサポートを守り切りました。逆に2月14日高値からの抵抗線0.6205を越えており、NZドル高への戻りが強まっています。
但し、目先は0.6270〜80の抵抗線が強いので、最低でも日足で0.6300以上の終値を確認した後の一段高狙いとした方がリスク少なくなります。これが確認できれば0.6330、0.6370、0.6400に抵抗線あり、最後をクリアすれば一段高狙いに入れます。一方、2月14日高値からの抵抗線を上抜けており、今週は0.6150でサポートになっているので、これ以下に潜り込むと再度NZドル安に戻ります、金曜日には0.6120まで下がります。切れた場合は0.6080〜90の2回目底値トライ、底値を結んだサポート0.6020が目安になります。
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
(1NZドル=0.6252米ドル、3月20日12:40)
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