ユーロドル堅調推移、一時1.09台乗せも
23日の東京市場でユーロドルは最近の高値圏を上伸。FOMC終了後の米長期金利低下に、朝方1.0858の高値圏で取引が始まったユーロドルは、日中も時間外の米長期金利が低下を続けたことからほぼ一方向で上昇。夕刻1.0930の高値をつけた後、米長期金利の反発にやや値を崩し、東京時間18:30現在は1.0885レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、注目されたFOMCで市場予想通りの0.25%の政策金利引き上げが実施されましたが、声明文で今後の金融引き締めに関する文言が弱まったこと、記者会見でパウエル議長が今回政策金利引き上げの見送りも検討されたと明らかにしたこと等がハト派的ととらえられ米長期金利が急落。結果公表前1.07台後半で推移していたユーロドルは一時1.0912まで急伸し、1.08台後半で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの上昇で一目均衡表の「雲」を上抜けて、強いユーロ買い地合いとなっており、年初来高値1.1033を窺う動きです。
序盤の欧州主要株価指数は、金融不安に関しては昨晩からの米金利引き上げやイエレン議長の預金保険の適用範囲拡大は現状考えていないとの発言に状況が悪化しているとの見方が広がりほぼ全面安。今晩この後は、21:00に英中銀MPC結果発表、21:30に米新規失業保険申請数、およびシカゴ連銀全米活動指数、23:00に米2月新築住宅販売、24:00にはユーロ圏3月消費者信頼感速報値の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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