ユーロドル1.07台前半で方向感に欠ける動き (3/15夕)

15日の東京市場でユーロドルは1.07台前半中心の動き。

ユーロドル1.07台前半で方向感に欠ける動き (3/15夕)

ユーロドル1.07台前半で方向感に欠ける動き

15日の東京市場でユーロドルは1.07台前半中心の動き。朝方1.0739レベルで取引が始まったユーロドルは、時間外の米長期金利の低下に正午前に1.0760の高値をつけましたが米長期金利の下げ止まりとともに方向感を失い、東京時間18:00現在は1.0732レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、注目された2月の米CPIがほぼ予想通りの内容だったことからユーロドルは海外序盤に1.07台に乗せてからは1.07台前半でのもみあいに終始。そのまま1.0740近辺で東京時間につないでいます。米銀の相次ぐ破綻を受けての市場のパニック的な動きは一旦終息したものの、欧州でも年次報告書の公表が遅れていたクレディ・スイスが、年次報告を発表すると同時に過去2年の財務報告と管理手順に重大な弱点があったとして是正計画を実施すると発表。同行からの資金流出は続いており、タイミング的に新たな火種となりかねない状況です。

テクニカルにはユーロドルは、一目均衡表の「雲」の中での安定的な推移が継続。主要テクニカルポイントは1.06台に集中しており、下値は堅そうなチャート形状です。

序盤の欧州主要株価指数は、クレディ・スイスグループの信用懸念の広がり等からほぼ全面安。テクニカルの地合いがいくら強くても、万一市場が次のターゲットとしてクレディ・スイスを締め出そうとする場合には、ユーロの下落は避けられないものとなるでしょう。

今晩この後は、21:30に米2月PPI及び小売売上高、NY連銀製造業景況指数の発表が、23:00には米1月企業在庫の発表が予定されており、波乱含みです。

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