ユーロドル1.07近辺でのもみあい継続、米2月CPIの注目度は低下か
14日の東京市場でユーロドルはじり安推移。朝方1.0730レベルで取引が始まったユーロドルは、日中特段の材料もないままに、じりじりと値を下げる展開となり、午後は1.07を挟んでのもみ合いとなりました。夕刻欧州勢参入後は一段と売りが強まり、一時1.0679レベルまで値を下げましたが、やや戻し、東京時間19:30現在は1.0711レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、米銀の相次ぐ銀行破綻の欧州への飛び火への懸念が広がり、ECBの大幅利上げ見送りの憶測からユーロドルは米国時間にかけ1.0652まで急落しました。しかし、売り一巡後は下げ渋り、米株価が反発したこと等から一時1.07台半ばまで買い戻され、1.07台前半で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの反発で一目均衡表の「雲」の中に突入。ややユーロ買い地合いが強まっています。
市場は今晩の米CPI待ちですが、米国の急激な引き締め政策により、一部の米金融機関が経営危機に陥ったことの市場への影響が読み切れておらず、現状ではCPIが多少上下することの市場の関心のプライオリティは相当低くなっているものと思われます。
序盤の欧州主要株価指数は昨晩の大幅下落の反動から概ね上昇推移。今晩この後は、21:30に米2月CPIの発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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