ドル・円は134円台でしっかり、強い小売売上高で135円台の上値抵抗突破なるか
【本日の東京市場】
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、134円台でのしっかりとした推移となった。注目された2月の米消費者物価指数(CPI、コア)は前月比0.5%上昇と市場予想(同0.4%上昇)を上回ったことから、米2年債利回りが急拡大。シリコンバレー銀行破綻に伴い不安定化していた米債券市場はやや落ち着きを取り戻した。東京市場では、日本の10年債利回りが低下していることもあり、ドルはしっかりとした推移を見せたが、欧米株上昇を受けて、反発スタートの日経平均が一時、前日比マイナスとなるなど、日本株の弱さは継続。日経平均の反発は小幅にとどまったこともあり、為替市場でドル買いが加速するような強い地合いとはならなかった。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:134円24銭
高値:134円68銭
安値:134円04銭
終値:134円63銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:144円09銭
高値:144円66銭
安値:144円09銭
終値:144円59銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:89円79銭
高値:90円07銭
安値:89円67銭
終値:89円97銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:163円20銭
高値:163円71銭
安値:163円20銭
終値:163円66銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:27421円66銭
高値:27424円94銭
安値:27105円99銭
終値:27229円48銭
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
19時00分、欧、ユーロ圏鉱工業生産指数(前月比)、前回:−1.1%、市場予想:0.3%
19時00分、欧、ユーロ圏鉱工業生産指数(前年比)、前回:−1.7%、市場予想:0.2%
21時15分、加、住宅着工件数、前回:21.54万件
21時30分、米、小売売上高(前月比)、前回:3.0%、市場予想:-0.4%
21時30分、米、小売売上高(自動車除くコア)(前月比)、前回:2.35、市場予想:−0.1%
21時30分、米、生産者物価指数(PPI)(前月比)、前回:0.7%、市場予想:0.4%
21時30分、米、生産者物価指数(PPI)(前年比)、前回:6.0%、市場予想:5.4%
23時30分、米、原油在庫(前週比)、前回:−169.4万バレル、市場予想:42.0万バレル
※予定は変更することがございます。
【テクニカル分析】
日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、収斂するバンドの−2σにタッチしたが反転している。日足の一目均衡表では、引き続き雲上限(133円56銭)が下値支持ラインとして意識されそうだ。
じりじりと100日移動平均線(MA)(135円57銭)が切り下がっていることから、この水準が上値抵抗ラインとして意識された場合、じりじりとした調整局面入りとなる可能性はある。この水準を早いタイミングで明確に上回れるかどうかを注目したい。とはいえ、100日MAの手前には、20日MA(135円41銭)、一目均衡表の転換線(135円10銭)と上値抵抗ラインとして意識されそうな水準が盛りだくさんである。米2年債利回りが10−20bpの大幅拡大しない限り、上値は重くなりそうだ。
今晩の海外市場では、2月の米小売売上高に注目となる。前回は大幅に上回ったこともあり、ドル・円は前日比で2円ほどドル高にふれた。米金融機関情勢を睨んでの神経質な地合いは変わらないが、市場がやや落ち着きを取り戻していることなどから、小売売上高が予想を上振れた際は、ドル買いの流れは強まると想定。一気に、135円台にある上値抵抗ラインを上回った場合、136円台までドル買いは進むと想定する。本日の上値メドは3月10日の始値136円15銭、下値メドは本日安値の134円04銭とする。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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