トルコリラアップデート
昨日のトルコ中銀政策金利発表のあと、トルコリラが買われる動きとなっています。
トルコリラが買われた理由は、政策金利(1週間レポ金利)7.50%、借入金利(下限)7.25%はコンセンサス通り現状維持となったものの、貸出金利(上限)も8.25%で現状維持となったことによるものです。
(上段トルコリラ円、下段ドルトルコリラの1時間足チャート)
トルコでは今年の3月以降、貸出金利を10.50%から現在の8.25%まで毎月下げてきており、今回も0.25%下げ8.00%とするとの見方がコンセンサスであったためです。毎月下げていたから今回もという見方のほうが短絡的だったとは思いますし、前回9月の上限金利引き下げで、下限と上限との幅が1.0%で中央銀行としてはこの幅が妥当であると現状考えているようです。
今週はドル円が円安気味に推移してきていたためトルコリラ円も上昇していましたが、ここに来てトルコリラの買い材料が出てきたことから、短期的にはこれまでのトルコに対する不安からの売りが一巡し、落ち着いた動きとなってきたと言えそうです。
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