NZ/円、短期はNZ強気。(2016年10月第四週)

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドは下値リスクがより高い状態。

NZ/円、短期はNZ強気。(2016年10月第四週)

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドは下値リスクがより高い状態。

ニュージーランド経済は引き続き好調で、経済の拡大基調に変化が見られませんが、雇用や住宅関連指標にやや陰りが見え始めていることは若干の懸念材料です。また、世界的な低インフレ下にあって、ニュージーランドも同様の状態にあることから、今後の追加緩和の可能性も見て置く必要がありそうです。テクニカルには対ドルでの0.70割れや72円台を割り込んで来た場合は短期トレンドが変化して、一段の下落に繋がり易くなります。
チャートを見ると、日足は10/11に付けた72.75を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドはNZ強気の流れにありますが、74.80近辺にある200日移動平均線を挟んで上下しており、下値リスクを残した状態です。現状は短・中期移動平均線をしっかり上抜けて推移しており、一段の上昇の可能性が高いと見ていますが、73.00-10の下値抵抗を守りきれずに終えた場合は、短期トレンドが変化します。21日移動平均線は73.78にあり、短期トレンドをサポート中です。日足の上値抵抗は75.20-30に、下値抵抗は74.10-20、73.50-60にあります。

一方直近の週足は寄せ線に近い形の足で終え、72.70-80の下値抵抗に跳ね返されて越週しています。下値抵抗に跳ね返された反動で今週は上値トライの動きが先行しており、また、昨年4月に付けた92.41を起点とする中期的なレジスタンスラインから頭一つ上抜けた位置で推移しており、上値トライの動きが先行していますが、長期トレンドが弱いことや、6/24に付けた69.33を起点とするサポートラインの下で推移しており、76.50超えに実体を乗せて来ない限りは下値リスクを残します。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は76.40-50に、下値抵抗は73.00-10にあります。31週、62週移動平均線は74.17と76.44にあり、中期トレンドはNZの下落リスクを残しています。また、月足が2009年2月に付けた44.25の大底を起点とするサポートラインを下抜けて推移しており、この月足の上値抵抗も76.50-60に位置しているころから77円超えで越月しない限り、下値リスクにより警戒が必要です。73円割れで越週した場合や、72.50割れを見た場合は70円方向への一段の下落リスクに要注意。

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドは下値リスクがより高い状態。

NZ/円【週足】:(10/19現在31週移動平均線は74.17にあり若干上抜けた状態だが“ダマシ”となる可能性がある。62週線は76.44にあり、長期トレンドはNZ弱気の流れ)

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