ユーロドル1.06台、リスクセンチメントの悪化が重石
22日の東京市場でユーロドルは1.06台でのもみあい継続。朝方1.0648レベルで取引が始まったユーロドルは、日中1.0643-64の狭いレンジでの取引に終始。夕刻欧州勢参入後は、欧州株の下落と米長期金利の上昇に一時1.0636まで下落した後、東京時間18:00現在は1.0664レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、ECBのラガルド総裁がフィンランドのテレビ番組に出演、来月のECB理事会で0.5%の利上げを実施する意向であることを改めて示したことから、一時ユーロは対ドルで1.0698レベルまで買い戻される場面がありました。その後は、3連休明けとなった米市場で米10年物国債利回りが昨年11月以来となる3.95%台に乗せたこと等で反落し、1.06台半ばで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩の下落で一目均衡表の「雲」に沈み、ややユーロ売り地合いが強まっています。
米国三連休明けの金融市場では、米国の金融引き締めの長期化懸念が強まるとともに、景気先行きへの楽観論が後退、リスクセンチメントの悪化が見られこちらもユーロの重石となりそうです。
序盤の欧州主要株価指数は、昨晩米市場で株価が大幅下落した流れを受けほぼ全面安。
今晩この後は、28:00に前回FOMC議事要旨の公表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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