東京市場のドル・円は135円手前でのもみ合い、3分の1戻しの135円46銭を意識か(23/2/22)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、135円手前でのもみ合いとなった。

東京市場のドル・円は135円手前でのもみ合い、3分の1戻しの135円46銭を意識か(23/2/22)

東京市場のドル・円は135円手前でのもみ合い、3分の1戻しの135円46銭を意識か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、135円手前でのもみ合いとなった。昨晩の海外市場では、予想を上回る米購買担当者指数(PMI)を受けて、米国金利が上昇。米金利の先高感を材料に、ドル・円は、昨年12月20日以来の水準となる135円23銭までドル高円安が進行。この流れを受けて、東京市場でも135円台に乗せる場面も見られたが、23日の東京市場が祝日のため休場となっていることや、24日に次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取を控えていることや、日経平均が27000円割れ寸前まで下落したことなどから、積極的なドル買いは入らず、ドルの上値は重くなった。一部市場関係者からは、「24日に植田氏が政策修正に関する発言を行うのではないか」とのコメントもあり、様子見ムードが強まった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:134円98銭
高値:135円05銭
安値:134円55銭
終値:134円88銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:143円74銭
高値:143円86銭
安値:143円47銭
終値:143円66銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:92円56銭
高値:92円68銭
安値:92円03銭
終値:92円13銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:163円51銭
高値:163円57銭
安値:163円13銭
終値:163円16銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:27265円99銭
高値:27300円53銭
安値:27046円08銭
終値:27104円32銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

28時00分:米、FOMC議事録(1月31日―2月1日開催分)
31時30分:米、ウィリアムズNY連銀総裁の講演

23日の予定
時間未定:米、ボスティック アトランタ連銀総裁の講演
時間未定:米、デイリー サンフランシスコ連銀総裁の講演

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、拡大するバンドの+2σに沿った反発が続いている。先週末に残した135円13銭の上影(上ヒゲ)をクリアしていることから、上へのバイアスは強いとも言えよう。また、日足の一目均衡表では、雲のなかを推移しており、今後、雲が134円80銭台まで切り下がることから、自然体で上値抵抗ラインとも見られる雲上限を上抜く可能性はあろう。

一方、出来高ベースでは、引き続きボリューム増加は確認できていない。1月16日の年初来安値である127円22銭を起点としたリバウンド局面は続いているが、上値を積極的に追うような強い反発とは言えない。

2022年10月21日の高値151円96銭から2023年1月16日の安値127円22銭の下落幅は24円74銭である。現状、3分の1戻し水準(135円46銭)はほぼ達成していることから、下落幅に対する戻りをターゲットとすると、次は50%戻しの139円59銭水準となる。24日の植田氏の所信聴取で、現行の金融政策を踏襲するといった発言が明確に出た際、ドル買い円売りが強まる可能性はあろう。

今晩の海外市場では、米FOMC議事録が材料視されそうだが、23日の東京市場休場、24日の植田氏イベントを前に積極的なドル買いが続く展開は想定しにくい。目先のターゲットとして3分の1戻し水準が上値メドとして意識されよう。本日の上値メドは上記の3分の1戻しの135円46銭、下値メドは本日の東京時間の安値134円55銭とする。

東京市場のドル・円は135円手前でのもみ合い、3分の1戻しの135円46銭を意識か

ドル円日足

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