米1月鉱工業生産指数の予想(23/2/15)

本日は小売売上高などに続き、1月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。

米1月鉱工業生産指数の予想(23/2/15)

米1月鉱工業生産指数の予想

(日本時間2023年2月15日23時15分発表予定)

本日は小売売上高などに続き、1月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。前回は2つ共に予想を下回る数値で、IPは大幅なマイナスになりました。また11月分も下方修正されています。
今回1月はやや回復する予想になっていますが、昨年9月をピークにした下降トレンドを継続しています。下図を見ると、青のIPはやや下向きになっています。先行指標であるオレンジ色のNY連銀製造業景況指数(NY)は既に大幅な下落をみせており、2015年の底値▼13.27(オレンジ色横線)も下回り、コロナ後の大幅マイナス方向への動きになっています。図中の@とAはNYの高値を基準にして、時間経過でIPが追随するパターンを示していますが、いよいよ今回のAも@の緑のトレンドに重なる動きとなっていくのかを確認する時期に入ってきています。製造業回復の兆しが見えない中、少なくとも2023年前半はFRBが利上げを継続する見込みとなっているので、金利を巡るインフレと製造業の戦いが続いています。

米1月鉱工業生産指数の予想

(今回予想2023年2月15日8時30分現在)

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

(青の矢印が今回の発表値予想)

下図はドル円の日足チャートです。昨年10月21日高値からの抵抗線A(=126円50銭)と11月22日高値からの抵抗線B(=129円20銭)は既に上抜けており、ドルが堅調に推移しています。現在は1月16日底値からのサポートC(=128円60銭)とそこから平行に上げた目安であるD(=133円65銭)とでドル高トレンドを形成しています。このDは2月6日高値の132円90銭を基準にしています。昨日のCPI時に添付した週足チャートでも目先の上値が133円50銭付近としましたが、昨日の高値133円32銭で一度止められています。ここで上値が抑え込まれるのか、それとも1月6日高値のE(=134円77銭)までトライ出来るかとなっています。一方で、今回上値がDで止められると調整入りになり、BとCが下値目途になります。但しCを割って終われば短期のドル高トレンドがブレークされることになります。

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数 2枚目の画像

(2023年2月15日11:00 1ドル=132円63銭)

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