ニュージーランドドル週報(2023年1月第4週)

NZドルは、対米ドル、対円で堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2023年1月第4週)

NZ/円、短期は“強気”。中期は下値リスクを残した状態。

25日に発表されたNZ10-12月期のCPIは前年比+7.2%、前期比で+1.4%と市場予想を上回りましたが、第3四半期の+2.2%からは低下しておりインフレ鎮静化の兆しも見え始めています。今週はアメリカの引き締め緩和観測からドルの上値の重い展開となる中、NZドルは、対米ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は1/3につけた81.04と1/13につけた81.15で短期的な二番底を確認して上値トライの流れに入っています。また1/20の陽線が12月につけた88.17を基点として上値を切り下げて来た短期的な流れから上抜けて、短期トレンドに変化が生じています。この日足の下値抵抗は82.60-70にあり、これを割り込んで終えない限り、短期トレンドは“NZ強気”を維持します。日足の上値抵抗は84.70-80,85.10-20,85.90-00に、下値抵抗は83.50-60,83.10-20,82.60-70にあります。全て下抜けて終えた場合は“弱気”の流れに戻します。21日移動平均線は83.34にあり、これをしっかり上抜けて短期トレンドは“NZ強気”の流れにありますが、120日、200日移動平均線は84.81と84.55に位置しており、上値抵抗として働く可能性を示唆しています。

一方直近の週足は、陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。この足が83.50超えに実体を戻して引けており、2020年3月につけた59.51を基点とする中期的なサポートラインを若干上抜けた位置に戻しており、下値リスクが軽減されています。今週は上値トライの動きが先行していますが、85.00超えには強い上値抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いと見られます。また、83.50を割り込んで越週した場合は、上抜けが“ダマシ”となった可能性が生じます。さらに82.50以下で終えた場合は、短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。週足ベースで見た上値抵抗は84.60-70,85.00-10,85.70-80に、下値抵抗は、83.50-60,82.60-70,81.90-00にあります。31週移動平均線は84.64にあり、これを上抜けきれていませんが、62週線は82.66にあり、下値抵抗として働いた状態です。

NZ/円、短期は“強気”。中期は下値リスクを残した状態。

1/26現在、31週移動平均線は84.64にありこの下に入り込んでいる。また62週線は82.66にあり下値をサポート中。82円割れで越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る