ユーロドル1.07台前半、高値圏での横ばい推移 (1/10夕)

10日の東京市場でユーロドルは高値圏での横ばい推移。

ユーロドル1.07台前半、高値圏での横ばい推移 (1/10夕)

ユーロドル1.07台前半、高値圏での横ばい推移

10日の東京市場でユーロドルは高値圏でのもみあい。朝方1.0735レベルで取引が始まったユーロドルは、新規材料難から日中1.0721-44の狭いレンジ内での取引に終始。夕刻欧州勢参入後やや上値を伸ばすも、1.0747までとほぼ状況は変わらず。東京時間18:00現在は1.0739レベルで取引されています。

昨晩海外市場では先週末発表の米12月雇用統計での平均時給の伸び率鈍化や、ISM非製造業景況指数の悪化等が尾を引き、米長期金利がさらに低下。主要通貨に対するドル売りも強まり、ユーロドルは米国時間午後にかけ約7ヶ月ぶり高値となる1.0761まで上昇しました。その後はやや緩むも底堅く1.07台前半で東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは、先週末からの上昇で基準線、転換線、21日移動平均線等の主要なレジスタンスを軒並み上抜け、更に直近高値12/15の1.0735も突破。強いユーロ買い地合いです。日足レベルでレジスタンスは見当たらず、週足レベルでは21年5月高値1.2266から昨年9月につけた安値0.9536までの下落の半値戻し1.0901が視界に入りつつあります。
このところ米国のインフレ鈍化観測から、米欧の長期金利のスプレッドの縮小が著しく、米ドルを圧迫しています。

序盤の欧州主要株価指数はFRB関係者のタカ派発言を嫌気して軟調推移。今晩この後は24:00に米11月卸売売上高の発表が予定されています。

ユーロドル1.07台前半、高値圏での横ばい推移

ユーロドル日足

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