トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「直近2週間のレンジを参考にして7.14レベルをサポートに、7.37レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が6.97レベル、高値が7.34レベルと、下振れする一週間でした。
これは先週のコメントにも、日銀の会合前後の思惑と円高方向の動きには注意と書いたのですが、まさかのイールドカーブコントロールの変動幅拡大という緩和政策の修正が行われたことによる円全面高の煽りを受けたものです。ドルトルコリラは相変わらずの半固定相場状態ですから、先週もドル円の動きによる円高です。
そして今週もドル円の影響しか考えられないのですが、週初が海外はクリスマスの代休、週末は日本が年末年始前ということで、今週はあまり大きな動きは無さそうですが、流動性が低くなることもあり、年明けの動きには注意が必要に思えます。ドル円もある程度戻るとドル売りが出やすくなって来るでしょうから、トルコリラ円も基本は戻り売りを考えることとなりそうです。
テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
上下のラインを先週の高値、安値を使って引き直しました。このほぼ平行チャンネルの中での下げ続ける展開がもっともありそうなシナリオです。今週はこれらのラインを参考にして、6.90レベルをサポートに、7.20レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
なお年明け2日はお休み、再開は9日からとなります。良い年をお迎えください。
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