3. ニュージーランドドル週報(2022年12月第4週)

ニュージーランドドル週報(2022年12月第4週)

NZドルは対米ドルでじり安の展開、対円では87円台前半から82円台までの急落地合いとなりました。

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ニュージーランドドル週報(2022年12月第4週)

NZ/円、短期は“弱気”。中期トレンドは“強気”を維持。

今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、20日に行われた日銀金融政策決定会合で、市場予想に反して長期金利の上限が0.50％に引き上げられたことから、異次元緩和の修正局面入りへの思惑から為替市場では円が急騰、ドル/円、クロス/円が急落する中で、NZドルは対米ドルでじり安の展開、対円では87円台前半から82円台までの急落地合いとなりました。

チャートを見ると、日足は10/11につけた80.70を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを12/20の大陰線が大きく下抜けており、短期トレンドに変化が生じています。また、12/13につけた88.17を直近高値として上値も若干切り下げており、短期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っています。一方で、2020年3月につけた59.51を基点として下値を切り上げて来た流れをかろうじて守っており、中期トレンドには変化が生じていません。但し、82円を割り込んで終えた場合は、中期トレンドが変化した可能性が点灯します。短期トレンドは85円台を回復して引けるまでは変化しません。日足の上値抵抗は83.20-30，83.60-70，84.00-10，84.90-00に、下値抵抗は82.40-50，82.00-10，81.10-20にあります。21日、120日、200日線は86.32，85.09，84.77にあり、全てを下抜けており、短期トレンドは“NZドル弱気”に変化し、また中期トレンドも変化する可能性が点灯中です。

一方直近の週足は小陰線で終え、下値を切り上げる流れを維持して越週しましたが、今週は大陰線で終える可能性が高くなっています。また今週足が、今年1月につけた75.24を基点として下値を切り上げて来た流れからも下抜けており、短期トレンドが大きく変化しています。一方で、2020年3月につけた59.51を基点とする中・長期的なサポートラインからは12/23現在下抜けておらず、これを守り切って反発に転ずる可能性を残しています。この週足の下値抵抗は82.40-50にありますが、82円台を維持出来ずに越週した場合は、中期トレンドが変化した可能性が高くなります。週足ベースで見た上値抵抗は84.40-50，85.00-10に、下値抵抗は82.40-50，81.10-20，80.00-10にあります。31週移動平均線は84.86にあり、この下に入り込んで上値を抑え込んでいますが、62週線は82.44にあり、中期トレンドをサポートしています。

NZ/円、短期は“弱気”。中期トレンドは“強気”を維持。

12/22現在、31週移動平均線は84.86に、62週線は82.44にあり中期トレンドをサポート中。

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