NZの2022年第3四半期GDP予想
(今回発表予想)12月14日12時現在
(1)GDP推移
15日早朝、NZの2022年3QのGDPが発表されます。前回2Q・GDPは前期比・前年比共に予想を上回りました。前年比は僅か+0.4%でしたが、2021年2Qは前年比+17.9%でしたので、ここからも小幅ながら伸びました。
今回3Q予想は前期比+0.9%、前年比+5.5%になっています。後者は昨年3Qが▼0.4%ですので、大きく見えますが、昨年の反動です。上図(1)を見ると、コロナ前の青のトレンドラインまでは回復していませんが、かなり近い伸び迄戻ってきています。(2)の〇印は昨年の▼0.4%を示しています。今回に数値でコロナ後のGDP乱高下は落ち着きを取り戻すことになりそうです。
尚、中銀の2022年GDP予想(11月時点)は前期比ベースで、3Q+0.88%、4Q+0.58%、2023年1Q+0.43%の見通しになっています。前年比では2022年3Qは+5.51%、4Qは+3.0%ですので、今回3Qの市場予想とほぼ同じになっています。
NZドル米ドル相場はシカゴポジション364内で、「…今週はこのトレンドラインが0.6100〜0.6500になっています。このレンジ間には0.6350、0.6300にサポートあり、後者維持が目先のNZドル高に重要です。これを切れるとレンジ下限の0.6060方向への動きになり易くなります。上値は0.6410、0.6450、0.6500の順に抵抗線あり、2つ目が2回目の高値トライになります。越えてからの0.6500狙いがリスク少なくなります」としましたが、12日レンジが0.6365〜0.6425、昨日が米国CPIの影響で0.6373〜0.6515、現在は0.6442〜44付近ですので、ややNZドルが強くなっていますが、まだ月曜日時点の0.6100〜0.6500レンジを維持しています。このトレンドラインは日々10ピップス程度上がり、金曜日には0.6150〜0.6550ですので、今日のFOMC、明日のGDPで上抜けするか、反落するかをみます。サポートは0.6410、0.6370、0.6350、0.6300にあり、上値は0.6490〜0.65、0,6550になります。後者の抵抗線は6月3日高値の0.6577の2回目トライになります。この0.6550〜77ゾーンは強くなっています。
(12月14日15:00、1NZドル=0.6444ドル)
(以上)
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2022.12.16
ニュージーランドドル週報(2022年12月第3週)
NZドルは対米ドルで反落、対円でも上値を抑えられる展開となっています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.12.12
N$シカゴポジション(2022年12月06日現在)
先週のシカゴは、ロング2,500枚減、ショート1,100枚減となり、ネットショート1,400枚増となりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。