オーストラリア 11月失業率の予想(22/12/14)

(発表12月15日、日本時間9時30分予定)

オーストラリア 11月失業率の予想(22/12/14)

オーストラリア 11月失業率の予想

明朝9時30分に豪州の失業率関連指標が発表されます。

オーストラリア 11月失業率の予想

(12月14日12時00分現在)

(1) 新規就業者数

(1) 新規就業者数

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は11月予想、黒は過去のトレンドライン)

前回10月は予想を上回る結果になりました。今回11月も順調に拡大する予想になっています。上図をみると、右肩上がりのトレンドは継続しており、黒いラインの流れに近づく動きとなっています。小幅ながらも雇用増が続いています。ただ、失業率は6月以降3.4〜3.5%で横這いになっているので、大きな改善はなさそうで、今後も平均して小幅増が続くと思われます。

(2) 失業率

(2) 失業率

10月の結果は3.4%と、小幅改善になりましたが、ほぼ予想の範囲内です。今回も前月と横這いですので、この数値はレンジ外になった時に相場への材料になりそうです。尚、中銀(11月時)の年末予想は3.5%(図の赤い横線が3.5%、8月時中銀予想の3.25%より下方修正)ですので、来月12月の失業率は引き続き3.5%±0.1%程度に留まると思われます。中銀の12月金融政策記者発表要旨内では「…労働市場は依然として非常にタイトなままであり、多くの企業は労働者の雇用に苦労している」としており、中銀としては雇用改善がインフレ上昇の1要因とみており、要旨内でも労働コストの今後の展開や企業の価格設定行動の双方に細心の注意を払い続けると分析しています。

下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。10月13日底値からのサポートA(=0.6470)、そこから平行に上げたB(=0.6700)、及び一段上げたC(=0.6900)で、豪ドル高トレンドとなり、綺麗に推移しています。Cは金曜日には0.6910〜20付近まで上がります。万一、越えた場合は0.7000の大台代わりが次の上値目途になります。下値はBが重要で、これを切れば0.6660、0.6630〜40、0.6590〜0.6600に順にサポートがありますが、Aまでの下値を見ておく必要が出てきます。FOMC、NZのGDP、そして失業率と大きな材料が続きますので、まずBとC間での攻防を見たいと思います。

(2) 失業率 2枚目の画像

(1豪ドル=0.6850米ドル、12月14日15時50分現在)  

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る