オーストラリア 9月小売売上高の予想
来週月曜日の朝9時半に豪州9月小売売上高が発表されます。翌11月1日に豪州中銀の金融政策が予定されているので、大きな材料視とはされ難いですが、小売売上高のトレンドは見ておきたいと思います。
9月小売売上高
前回8月は予想を上回りました。今回9月も+0.5%で、堅調な伸びが予想されています。下図を見ると、コロナ後起点の低い回復トレンド(赤い線)をはるかに越え、2019年と2020年の高値を結んだトレンドラインに絡む様に推移しています。米・豪の2022年年初来からの伸び率は9月までで米国が6.63%に対して豪州は9.57%も伸びています。両国共にGDPに占める消費の割合が大きいので、これだけ見れば豪>米になっています。
尚、前月の内訳は伸びの大きい順から、百貨店(+2.8%)、家庭用品(+2.6%)、外食(+1.3%)食品(+1.1%)、マイナスはその他小売(▼2.5%)、衣料(▼2.3%)となっています。
(10月28日12時00分現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの
(コロナ後の低い回復トレンドは赤い線、高い回復トレンドは黒い線で記載しています。今回予想は青矢印)
豪ドル米ドルは今週初めのシカゴポジション357内で、「…9月13日高値からの抵抗線は上抜け始めているので、目先は豪ドルが底固くなり上記の0.6410〜20の抵抗線を越えていけるかになります。上抜けた場合は8月15日高値からの抵抗線が0.6650にあるので、戻り目途はここまでを見る必要あります。この間0.6440、0.6490、0.6540、0.6570に抵抗線があります」としました。
下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。9月13日高値からの抵抗線Bは完全に上抜けており、横抵抗線のE(=0.6410)も越えています。8月15日高値からの抵抗線がA(=0.6610)にあるので、現在はこの方向をトライしている流れになっています。この途中の横抵抗線としてF(=0.6530〜40)があります。日足は昨日の高値が0.6524でFに止められており、かつはらみ陰線になっているので、目先は上値が重くなっています。
下値は急激に上げているサポートD(=0.6400)にあり、10月13日底値からのサポートがC(=0.6240)にあります。中期トレンドとしては豪ドル安になっています。
(2022年10月28日14:50、1豪ドル=0.6448米ドル)
オーダー/ポジション状況
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