ユーロドル、ECB結果公表を前に1.00台後半でもみ合い (10/27夕)

27日の東京市場でユーロドルは高値圏でのもみ合い。

ユーロドル、ECB結果公表を前に1.00台後半でもみ合い (10/27夕)

ユーロドル、ECB結果公表を前に1.00台後半でもみ合い

27日の東京市場でユーロドルは高値圏でのもみ合い。朝方1.0080レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤に米長期金利が低めで推移(米10年債利回りは昨晩に続き4%割れを記録)したことから、一時直近高値を更新する1.0094の高値をつけました。その後は1.00台後半でもみ合いましたが、夕刻欧州勢参入後米長期金利が上向いたことで1.0055まで下押した後、東京時間17:00現在は1.0064レベルで取引されています。今晩予定されているECB理事会では0.75%の利上げがコンセンサス。インフレへの対応が遅れたECBが今回この予想を覆すことはないものと思われますが、ステートメントや、ラガルド総裁の会見で景気先行きに対する懸念が強調された場合には、波乱が予想されます。

昨晩海外市場ではカナダ中銀の予想を下回る0.5%の利上げがサプライズとなったと同時に、週初から市場に広がり始めたFRBの利上げペース鈍化観測を補強する材料ととらえられたことで、米長期金利が急低下、一時米10年債利回りは3.99%台をつけました。パリティ付近で取引されていたユーロドルは、これにつれて米国時間にかけ1.0089まで上昇、そのまま高値圏で東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは昨晩からの上昇で90日移動平均線を上抜け、一時1.0088にある一目均衡表の「雲」上限も上抜けています。2月からの中期下降チャネルは完全に上抜けてトレンドが変化した可能性がチャートに示唆されています。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね軟調推移。今晩この後は21:15にECB理事会結果公表、21:30に米3QGDP速報値、米新規失業保険申請数、米9月耐久財受注、21:45にはラガルドECB総裁会見が予定されています。

ユーロドル、ECB結果公表を前に1.00台後半でもみ合い

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